後悔しないパソコンのディスプレイの選び方

パソコン用のディスプレイ(モニター)を選ぶ際、どのようなポイントをチェックしていますか?
判断材料として代表的なのはディスプレイの大きさですが、ほかにもたくさんの機能や性能に違いがあります。
ここではディスプレイの選び方についてご紹介いたします。

主なディスプレイサイズとその特徴

ディスプレイのサイズは大きければ大きいほど良いというわけではなく、適切なサイズを選ぶことが大切です。以下で、パネルサイズの主な種類とその特徴についてご紹介していきます。

19インチ以下
ディスプレイとしては小さい部類に入り、15インチ以下だとノートパソコンのように使用するのが一般的です。とてもコンパクトなので、小さな机などの限られたスペースにも置くことができます。ただし、目が疲れやすいため長時間の使用にはあまり向きません。
20~26インチ
大きさと見やすさのバランスが丁度良く、各メーカーのラインナップも多いのが特長です。最も主流なのは22~24インチで、どの大きさを選んで良いか分からないという人は、こちらのサイズを選べば間違いはないでしょう。
27インチ以上
いわゆる「大画面」と呼ばれるサイズです。大きくて見やすいのが特長ですが、設置するのに少し広いスペースを必要とします。ディスプレイと目の距離が近い場合は逆に見づらく感じるので、目から少し距離を離して使うようにしましょう。動画やゲームをする場合などに向いています。

また、ディスプレイのサイズ比率は「4:3(スクエア)」と「16:9(ワイド)」があり、スクエアはビジネスシーンや省スペース向け、ワイドはパーソナル用などに幅広く使われています。

機能・性能から見たディスプレイの選び方

ディスプレイの選ぶ時にチェックする項目はその大きさだけではありません。他にも判断材料はたくさんあります。
以下を参考に選んでみてはいかがでしょうか。

視野角の広いディスプレイの選び方

液晶ディスプレイは正面から見たときは見やすく美しいのですが、角度を変えて斜めから見ると見づらくなります。「何度(角度)までなら、適正に見ることができるか」を数値で表したものを視野角と言います。例えば「左右160度」であれば、片側80度までなら適正に見ることができます。「IPSパネル」を採用したディスプレイは視野角がとても広く、斜めからでも見やすいのでおすすめです。

適切な解像度のディスプレイの選び方

解像度は、そのモニターで表示可能なディスプレイのきめ細かさを表します。現在最も主流なのはフルHDサイズ(1920×1080ドット)が表示されるタイプで、最低でもこの解像度があるものを選びましょう。さらに上には4Kサイズ(3840×2160)もありますが、ごく一部の高級モデルに限られています。低価格な小型ディスプレイには(1600×900)という解像度もあります。 ディスプレイのサイズだけにとらわれず、解像度(画素数)もしっかりチェックすることが大切です。

光沢感の有無によるディスプレイの選び方

液晶画面の表面処理には2種類あり、光沢処理(グレア)と非光沢処理(ノングレア)があります。

光沢処理(グレア)
ディスプレイの色が鮮やかに表現されるため、映像や写真など、色が豊富なコンテンツを見るのに向いています。反面、表面の傷が目立ちやすいほか、外部の映り込みが酷い、目が疲れやすいなどのデメリットもあります。映画やドラマなどの動画を楽しむことが多い場合はこちらを選ぶと良いでしょう。

非光沢処理(ノングレア)
映り込みが少なく目にかかる負担が少ないため、仕事やゲームなど長時間目を酷使するような場合にはおすすめです。また、表面に傷が付きにくい(目立たない)のもノングレア処理の特長です。しかし、コントラストや色の発色には物足りなさを感じるのがデメリットと言えるでしょう。

目を疲れさせないディスプレイの選び方

最近はLEDディスプレイのブルーライトの影響が問題視され、目の疲れや睡眠障害などの健康被害が懸念されています。ブルーライトを低減する機能があるディスプレイも登場していますので、特に長時間使う場合などは、ぜひチェックしてみてください。

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ディスプレイを選ぶ際に注目すべきなのは、「大きさ」だけではありません。今回ご紹介した5つの項目を参考に、自分にぴったりのディスプレイを選んでみてください。
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